岡本、上達の法則 効率のよい努力を科学する

Filed under: ★★★★★,ビジネス書を斬る,新着情報 — admin @ 2009.09.13

イチロー選手にこんな名言があります。

「努力せずに何かできるようになる人のことを『天才』というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを『天才』というのなら、僕はそうだと思う」

おぉ、かっこいい。やっぱり、努力に勝る天才はないんだなー、よし、オレも明日から努力しよう…

と思うのは良いものの、正直なところ、いくら努力してもイチローにはなれませんよね?

というのは、「結果につながる努力」と「無駄な努力」って、やっぱりあるんです。イチロー選手はもちろん人一倍努力したんだろうけど、それが結果につながっているのは、「結果につながる努力」を選ぶ天才的なセンスがあったからではないでしょうか。

「それじゃ、センスがない人は『無駄な努力』になっちゃうの?」

と、疑問に思う方にオススメしたいのがこちら。

上達の法則―効率のよい努力を科学する

評価は

★★★★★ (何度でも読む価値あり)(評価の基準はこちら)

経営やマネジメントにこだわらずに、あらゆるモノゴトに上達するためのコツを科学的(認知心理学、教育心理学)に分析した本です。

すなわち、モノゴトの上級者を、「その分野に対して揺るぎない判断のしくみを構築した人」とみて、その「判断のしくみ」(著者は「スキーマ」という用語で説明している)を構築するための効率的な方法を提言しています。

なので、努力をはじめる前に、まずは本書を読むことをオススメしたいですね。少しづつでも「結果につながる努力」をしたいじゃないですか、やっぱり。

以下、ポイントを。

●上達した人はどこが違うか
・持続力、集中力が高まる
・特異な才能が光る
・イメージやこだわりが鮮明になる
・他者を見る眼が変わる
・自分を正確に認識できる

●上達の方法論-中級者から上級者になるステップ
・鳥瞰的認知を高める
・理論的思考を身につける
・精密に学ぶ
・イメージ能力を高める
・達人の技に学ぶ
広域コードと知識を拡大する

●上達を極める10のステップ
・反復練習をする
・評論を読む
・感情移入をする
・大量の暗記暗唱をしてみる
・マラソン的な鍛錬をする
・少し高い買い物をする
・独自の訓練方法を考える
・特殊な訓練法を着想するプロセス
・独自の訓練から基本訓練に立ち返る
・なにもしない時期を活かす

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