ミンツバーグ最新本-Managers, Not MBAs

Filed under: コラム — sji_jimukyoku @ 2009.09.15

ミンツバーグという名前はご存じでしょうか?日本では著書の「戦略サファリ」が知られている程度ですが、欧米のビジネススクール業界では、マイケル・ポーターと並び称されるほどのマネジメントのグルです。ただし、「異端の」という形容詞が付くのですが。

ミンツバーグという名前はご存じでしょうか?日本では著書の「戦略サファリ」が知られている程度ですが、欧米のビジネススクール業界では、マイケル・ポーターと並び称されるほどのマネジメントのグルです。ただし、「異端の」という形容詞が付くのですが。

彼が異端といわれるゆえんは、ビジネススクール業界にいながら、伝統的なMBA教育を痛烈に批判しているところにあります。いわく、MBAは分析的なスキルだけを極度に肥大させている、いわく、MBAは官僚的すぎる組織を作る、等々。

ただ、ミンツバーグがいわゆる批評家と一線を画している点は、批判だけに終わらずに、どうしたらよいかというソリューションを提示し、そのソリュー ションを実際のプログラムにまで落とし込んでいる点にあります。IMPM(International Masters Program in Practicing Management)という名前で1996年から展開されているプログラムは、一定の成果をあげているようです。

IMPMのHPはこちら

彼の最新本、Managers Not MBAs: A Hard Look at the soft practice of managing and management development” (Berrett-Koehler Publishers, 2004)“は、このMBAに対する批判と彼のソリューションの根底に流れる思想をまとめたものです。

400ページ以上という大部ですが、彼のマネジメント教育にかける情熱と、それを核にして生みだされるインサイトは、マネジメント教育に携わるもの ならば読まざるべからざるものでしょう。とくに、「マネジメント教育=MBA」という図式が広まりつつある昨今、本当の「マネジメント教育」はどうあるべ きかを考える機会は重要だと考えます。

No related posts.


↑TOPへ

1件のコメント »

  1. [...] ン(振り返り)」が大きな潮流になりつつあると感じる。たとえば、ミンツバーグが音頭を取る新しいタイプのプログラムIMPMは、 構成自体がリフレクションを中心としており、それを実装 [...]

    ピンバック by マネジメント教育の潮流: 「リフレクション」 | 企業研修で新入社員や幹部候補のスキルアップを徹底サポート — 2010 年 4 月 21 日 @ 5:52 PM

この投稿へのコメントの RSS フィード。

コメントする

*