本田宗一郎氏のリーダーシップ-その2

Filed under: コラム — sji_jimukyoku @ 2009.09.15

先日アップした日経新聞連載の本田宗一郎氏のリーダーシップを分析したコラムの第2弾。

2月6日付記事で、いよいよコラムは最後になるが、ここで野中氏が新たなリーダーシップ理論を提唱している。

「フロネティック・リーダーシップ (phronetic leadership)」なるものなのだが、これがよくわからない。

いわく、フロネティックとは、「賢慮」と訳され、「実践的な価値合理性を基礎とし、個々の異なるコンテクストにおいてどのように行為するかを判断することや、常識や経験や直感の知を指向する実践的知識 (高質の暗黙知)といったものを包含した概念」とのこと。

うむ。難解である。

さらに、フロネティック・リーダーシップは以下の6つの能力に支えられるとのこと。

●善悪の判断を適切に行える力 (実践的理性能力)
●人を共感させる力 (他者と文脈を共有し場や共通感覚を醸成させる能力)
●本質の洞察力 (複雑な事象を直感的に理解する状況認知力)
●他者への伝達能力 (ミクロの直感を概念化・具象化しマクロ的ビジョンやテーマと関係づけて説得する能力)
●人を動かす能力 (「善」の基準に従い概念を現実化するように人の力を結集する能力)
●人を育てる能力 (賢慮そのものを配分・育成する能力)

うむ。難解である。

というか、「善悪の判断を適切に行える力」自体が、かなり大きな概念なので、「じゃあ、その力を獲得するためには何をしたらよいの?」というアクションプランにつながらないのだ。

ちなみに、英語(むしろ、英訳というべきか)の”phronetic leadership”をgoogleで検索してみると、ピッタリと合致する言葉は1件も見つからない。

要するにまだ、野中教授の仮説段階ということであろう。

No related posts.


↑TOPへ

コメントはまだありません »

この投稿へのコメントの RSS フィード。

コメントする

*